Go! Viral

SNSでの拡散(バイラル)について考察していきます。フェイスブックにグループを設置しています(https://www.facebook.com/groups/258525047686521/)。こちらのメンバーになって頂いたら、調べて欲しいジャンルのバイラル状況をリサーチしますよ♪

APやCNNがナンボのもんじゃ! ロンドンの新興通信社、YouTubeのニュース・カテゴリーで世界5位に(その3)

バークロフト・メディアでは、ビデオ配信のマネタイズを行っているライトスター(Rightster)社と提携し、同社のマネジメントによりYouTubeから広告収入を得ています。ライトスターは、こんな感じのサイトです。

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こういう風に、マネタイズを請け負ってくれる会社が海外にはあるのです(これについては、日を改めて紹介したい)。また、デイリー・モーションやMSNにもビデオ・チャンネルを持っている他、英国の大衆紙のデイリー・メールのサイトである「メール・オンライン」(ちなみに、ここは新聞社のサイトとしては世界最大のアクセス数を誇っています)が大手クライアントだと言うのですから、凄いとしか言いようがありません。

この他、英語圏以外に、中国市場への働きかけもしています。昨年、同国版のYouTubeとも言えるYoukuと契約し、1100万人の視聴者を得ているからです。Youkuは、こんなサイトです。

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複数の配信先で魅力的な存在となり、収入を得ていく」というのが、コンテンツ販売戦略。「オンライン上の全員が、他の誰かをフォローしている現実に助けられている。皆さんが文字のコンテンツで稼ぐのは難しいかもしれないが、自分で撮った写真やビデオを投稿したなら、お金になるかもしれないよ」(創業者のサム・バークロフト氏)。


特に、他では見られないプレミアムなコンテンツをクライアントに作っていき、然る後それを世界中の色んな報道機関に提供していくというのが、ビジネスの流れだそうです。

現在、ロンドンの本社の他にニューヨーク、そしてインドのデリーに編集の支局を置いています。インドでは年中無休で配信するビデオ配信業務センターを作っているとの事です。恐らく、人件費を圧縮する為でしょう。一方、報道するに当たってはロンドンに5人、ニューヨークにも5人、インドに4人のマルチメディア・ジャーナリストを配置しています。

創業10年ちょいで、海外展開というのですから侮れませんよね。と言うか、既存のサービス(YouTube)を使って、ここまでのし上がるってのが今風で面白いなぁ。