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SNSでの拡散(バイラル)について考察していきます。フェイスブックにグループを設置しています(https://www.facebook.com/groups/258525047686521/)。こちらのメンバーになって頂いたら、調べて欲しいジャンルのバイラル状況をリサーチしますよ♪

英国では飲食物の買い物にSNSが影響しているのだそうです

マーケティング・マガジンというサイトが報じている所によると(2014年9月22日付け)、英国では買い物の際にソーシャル・ネットワークでの投稿に影響される人が過去最高になったのだそうです。

ウェイトローズというオンライン雑貨を扱う業者のデータから、明らかになりました。同社では「2014年飲食報告」('Food and Drink Report 2014')というレポートを作成したのですが、この中でソーシャル・ネットワークに投稿された写真やレシピや記事によって食べ物の選択に影響が出ていると主張しています。ちなみに、フェイスブックだけでなくTwitterやインスタグラムなども含まれるそうです。

ウェイトローズはTwitterにアカウントを持っていますが、こちらは2014年だけでフォロワーが4倍に増えたとの事です。一方、FBでの「いいね」は50%以上も増えました。

また、今年7月には、電子メール経由でのアクセスを、ソーシャル・ネットワーク経由でのアクセスが初めて上回ったそうです。タブレットでの注文も前年度比で26%増となった他、オンライン販売そのものが40%増となりました。

レポートでは「ソーシャル・ネットワークが食べ物や飲み物について語る手段に革命をもたらした」としています。ウェイトローズのTwitterやFBのアカウントでは英国の有名シェフであるヘストン・ブルーメンソール氏やグルテン・フリー、チーズ、母の日、コーヒーなどといったトピックが最も人気だったそうです。

また、ハッシュタグで人気だったのは#yummy(#おいしい)と#foodie(#グルメ)だったとの事です。

ウェイトローズ料理学校のコース・マネジャーを務めるゴードン・マックダーモット氏は「ソーシャル・ネットワークのせいで、皆さんは食品の成分について良く気づくようになったし、その詳細を知ろうとしている」と話しています。こうした食に関する傾向は即座にバイラル化されるそうで、例えば、「キノア」というアンデス地方で栽培される雑穀は他の雑穀と比べてタンパク質と不飽和脂肪を多く含み、糖質が少ない事もあって、インスタグラムだけでも54万件もの投稿があったそうです。

この他、全国行事があると、関連しそうな料理もトレンドになるのだそうです。例えば英国版の国民体育大会とも言えるコモンウェルス・ゲームズではスコットランドに本社のあるタンノックス社のティー・ケーキの売れ行きが62%も増えましたし、サッカーW杯の期間中は南米のワインが50%増となっていたのですって。

こうした食べ物のトレンドには「週末グルメ」とか「菜食主義」なども新たなワードとなっているのですって。

なるほどね〜って感じ。各種のイベントに食べ物業界が便乗する手立ては有りそうですね。