#香港 行政長官の娘がKYな投稿をフェイスブックに

 香港の民主化運動は、どうやら宣伝合戦になっているようですね。運動の指導者が、アメリカ領事館と関係があると親北京系のメディアが非難しているとウォールストリート・ジャーナルが書く一方、 香港の地元メディアは、キーパーソンである梁振英行政長官の娘が、FBでKYな発言をしているぞと紹介しています。ココナッツ・ホンコンというサイトです（2014年10月１日午後９時44分投稿）

これが、その娘さん。漢字での表記が分かりませんが、英語ではChai Yan Leungとなるそうです。で、この娘さんが１日朝に投稿した記事が問題視されています。

プロフィール写真のネックレスに、ネガティブなコメントが付いたので、反論しようとしたらしい。こう書いています。

この本物のネックレスはレーン・クロフォードで買ったのよ（そう、ホンコンの納税者のお金で作ったあれよ!!　だから綺麗な靴やドレスや特典も、みんな私のモノ!!　どうも有り難うね!!!!）。「みんなのモノ」って言うべきではないかもね。だって皆さんの大半は、ただ今失業中で私にメッセージを投げつける事しか頭に無いんでしょうから。

カチンと来ますなぁ。これがその全文です。

後半は「パッと今読んだ時点での英語のレベルを見ると、『ソーシャル・メディア・プラットフォーム』の意味が分かっているのか、疑わしいわね。実際そんなところなのよね。まぁね、こうしたコピペをグーグル翻訳でせいぜい満喫なさいな。どの道分からないでしょうけど。それで良いのよ。お母さんには今でも愛されてるんでしょ。（追伸：ま、ボクシングの階級みたいなもんね。怒りを溜め込んでは、自分を憎んだり、自信喪失から逃れようとしてるのよ。ま、頑張りなさいな）と書かれています。

嫌な女だね。

数十万単位（数万人ではない）の香港人が街頭で抗議し、彼女の父親の辞任を要求している事を思えば、このソーシャル・メディアでのアクティビティは、控えめに表現したとしても、まともな判断が出来ていないとなろうか。

自分達のリーダーを完全に民主的に選ぶ権利を求めての抗議の脇には、1997年にホンコンが英国から中国の特別行政区になってから広がるばかりの経済格差に住民が怒っているという事情がある。

Chai Yan Leung氏は、今年初めにも手首を切った写真をフェイスブックに投稿し、新聞ネタとなっていた。母親からは忠誠心と道徳心に欠けると非難されていた。

と、記事は結ばれています。どうやら、自分をコントロール出来ないようです。いずれにせよ、燃料投下になりそうな予感ですな。