んなアホな! でも、これが1番インドで拡散しているビデオなんだって
この「んなアホな!」としか言いようが無いCMが、今、インドで最もバイラル(拡散)しているビデオになっているのですって。実際、YouTubeを見ると、実に2400万回も視聴されている。どんだけ〜って感じ。
デジタルネィティブな今の子供は、どれだけ早熟なんだろう? 文字通り、生まれた頃からなのだと、この少しばかり恐ろしいMTSテレコムのスポットと広告は訴えている。同社によると、インドで最も視聴された広告なのだそうだ。
と、このCMを紹介したアドウィークは記しています。制作したのはクリエイティブ・アジアという代理店。BGMはダイアナ・ロスの「アイム・カミング・トゥデー」ですね。それまでのインドではライフボーイの「チャイルド・リーチ5を助けろ」( "Help a Child Reach 5")の視聴者数1900万回というのが記録だったそうですが、一挙に追い抜いた格好です。
最近ではエビアンが踊る赤ちゃんをCGIで制作していたが、この赤ちゃんは、そうした有り得ない器用な幼児の仲間入りをした格好だ。ローラー・スケートで遊び回るよりも、グーグルをやったり自撮りをしたりする事を、人生最初の行動としたのである。そしてMTSは、そうした赤ちゃんを愛らしく見守っているのだ。
で、MTSでは、このCMをビッドトレントにファイル配信し、インドのデジタル使いが上手な人に好きにさせたのですって。そうしたら、同社が公式ソーシャル・チャンネルを起ち上げる前から大評判になったのだとか。
気をよくした同社では、CMをカンヌのフェスティバルに出品し、ライオン賞を取ると鼻息が荒いのだとか。
ちなみに、エビアンのCGベイビーは、こんなのですわ。
さて、軍配はどっち? やっぱ、インドの方になるかなぁ。