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SNSでの拡散(バイラル)について考察していきます。フェイスブックにグループを設置しています(https://www.facebook.com/groups/258525047686521/)。こちらのメンバーになって頂いたら、調べて欲しいジャンルのバイラル状況をリサーチしますよ♪

今回のワールドカップで、CMをバンバン流しているのがアディダスなんですって

今回のワールドカップで特にCM攻勢をかけているのがアディダスなんですって! 何が何でもバイラル化を目指す?

ちなみに、こんな感じのCMです。YouTubeの公式チャンネルより引用させて貰います。

ソーシャル・タイムズの報道(2014年6月13日午前11時9分投稿)によると、今年のサッカー・ワールドカップは世界の総人口の半分近くが視聴しているのだそうです。それもあっての記録的な広告展開のようですね。

アディダス側では正確な数字の開示はしていませんが、CNNに明らかにした所では、今年は「数千万ドル」を投じてワールド・カップの広告出稿をしているとの事です。

重視するのには訳があります。同社のサッカー関連の部門収入が目標の27億ドルに達したら、ライバルのナイキを追い抜くからです。ナイキはサッカー部門で昨年19億ドルの売り上げがありました。

今回のワールド・カップの公式サポーターはバドワイザー、コカコーラ、ビザなどです。そしてアディダスもそう。1970年からサポーターを務めて来ましたが、最近ではFIFAと更に60年、提携を延長しました。

一方でESPNとも提携を結び、アディダスの広告を浸透させる一方で、今年はアメリカ市場向けにデジタルCMの強化に乗り出す方針なのだそうです。ワールド・カップに出場するNBAの選手のスポンサーになり、それをソーシャル・メディアを通じて広める事でアメリカのスポーツ・ファンに受けを良くしていく計画を立てているのだとか。サッカーに話を戻しますと、アルゼンチン代表のリオネル・メッシの記録破りの試合振りに賭ける一方、トーナメントが終わるまでメッシをプロモートしていく積もりなのですって。

この他、ヒップホップMCのカニエ・ウェストと契約し、「神のレベル」と言う新曲を作らせ、今回のFIFAワールド・カップのCMに使っています。

なお、アディダスの年間売り上げは163億ドル。トップのナイキは昨年253億ドルでした。「何が何でも追い抜いてやる!」という意識があるようです。

と言うのも、ナイキが儲かるようになったのは1994年にサッカー・ビジネスに参入してから。クリスティアーノ・ロナウドのような著名選手の面倒をみるようになってからの話なのだそうです。一方、アディダスは1954年にベルリンで開かれたワールド・カップからサポートしているという歴史があります。社としてライオネル・メッシのようなアルゼンチンの大選手のシューズを「アイコンライン」と名付けたりしています。また、スペインやドイツ、アルゼンチンやコロンビアなどの4チームのスポンサーをしている他、今回のワールド・カップの公式ボールに採用されています。

つまり、サッカーに賭けて来た歴史の長さもあって、余計ナイキには負けたくない!との思いがあるのでしょう。こうした努力もあって、アメリカのユースのサッカー市場では60%のシェアを握っていますし、今回のトーナメント後にはサッカー系の商品が2桁増の売れ行きだと予測しているそうです。北米の市場は欧州市場よりも大きく、アメリカとカナダのサッカー大リーグのスポンサーにもなっています。

今回、どうやら大勝負に出たのかも。さて結果や如何に?