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微妙に外している?アメリカの政治家の投票キャンペーン

 日本でも都議会でつまらんヤジをしでかして大炎上していた方がおられましたが、このYouTubeビデオも似たような悪寒が(汗)。

フィッシュボウルDCというサイトによると、現地時間の24日(今日になるのか)にアメリカ下院ニューヨークの13地区で選挙の投票がありまして、それに立候補しているチャーリー・ランゲルという方に投票してねと言う中身。

ニューヨーク13地区での投票にチャーリー・ランゲル候補に一票を促しているオーディオ・クリップは、恐らく最悪の可能性がある。こりゃあ、酷い。こりゃあ、酷い。

と、わざわざ2回も繰り返しています。ラップで今風に候補者を絶賛するというやり口で、若年層に訴えかけるのには良さそうなのですけど…。この方、ウィキペディア英語版によると、御年84歳。下院では現職で3番目の議席の長さを誇る方だそうです。検事やNY州議会を経て、1971年から頑張っている民主党の重鎮。

…だったら、デンと構えていたらエエやろうに、何を若ぶって、という感じになっているようですね。

2008年初頭、ランゲルは一連の倫理違反と税法遵守に失敗しているとの主張に直面した。下院倫理委員会は、 家賃が定額のニューヨークのアパート複数貸していたとか、、自らの事務所として, ニューヨーク市立大学シティカレッジ内のランゲル・センターの資金調達する際に自らの事務所を不適切に使用した等の嫌疑を調査した。そしてランゲルは, ドミニカ共和国の別荘の賃貸収入の開示が出来なかった。(中略)。2010年11月、同委員会は11の嫌疑で下院の倫理に違反していたとし、同年12月2日に制裁措置を下した。 

と、ウィキの英語版に、きな臭い話が出ている方でもあります。それでもと言うか、ところがと言うか、この制裁措置が下る前(2010年11月)に選挙があったので、80%の得票率で再選されます。御本人に豊富な選挙資金があった事も勝因だったようです。これで臭いものに蓋をしたエンディングになるかと言うと、今度は選挙区の区割り再編で13地区での出馬を余儀無くされます。それにも勝って、今回の再選に備えてという流れ。

なお、この選挙区はスペイン系とアフリカ系の有権者が多い所だそうで、そこらを意識してのラップって話でもあるようですね。この選挙区では新人という位置付けですし…でもなぁ。

なお、YouTubeの視聴者数は、この記事を書いている時点(2014年6月25日午前6時47分時点)で6161人。それって、少ないんじゃないの? せめて本人が歌って踊ってって展開ならともかく…。