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苦い苦い北アイルランドの啓発広告に、これまた苦い苦いリアクションが

昨日お知らせした、北アイルランドの広告啓発CMですが、地元では妙な展開になっています。怒っている人が少なからずいるのですって。アドウィークが報じています(2014年6月24日午前9時44分投稿)。

広告を見ると、特にグラフィックな所はない。血が出るわけではないし、人の体が宙に舞うわけでもない。千切れた体が出てくる訳でもない。しかし、それでも北アイルランド環境局の広告をやりすぎだとし、この強いコンテンツを「警告を発する」として放映したテレビ局ともども非難している。CMは、子供達が見ていない筈の午後9時以降に放映された。子供達の恐ろしい運命に中心を置いていたからである。

 

もう1度、サイトから引用させて頂きました。そういう話になっているのですね。ベルファストの政府広報として作られた今回の広告はライルベイリーという代理店が手がけました。そのライルベイリーはCMに「2000年以降、スピードの出し過ぎで交通事故死で死んだ子供達は1クラス分にもなる。こうした事故は、スピードさえ出していなかったら起きなかったのだ」とナレーションを被せています。

ところが、これが北アイルランド全域で物議を醸した。地元のUTVの「ベルファスト未確認」という番組サイトでは「この広告の影響には驚かされた。知りあいは見ていない…。スピードに夢中の少年は、これを見ても愕かないだろう」と効果を疑問視する一方、 @Curljetsと名乗るツイッターのユーザーは、この広告への反発を「アイルランドの人達の『北アイルランドの安全広告を見てトラウマになった』と言う名前の運動を支持しようかと思っている所だ」と皮肉っています。

確かに、跡に残る内容ではありますね。環境局側は、子供を死なせてしまうかもしれないとなれば、スピードの出し過ぎを控える人も出るかと考えて、こういう内容にしたとしています。

「ドライバーの間違った認識を一掃し、スピード違反には恐ろしい結果が待っていると考えさせることが、この情に訴える居心地の良くないコマーシャルの目的だ。幼子が可能性を秘めたまま死んでしまう。御家族は永遠に破壊されるのだから」と道路安全担当のマーク・ダルカン氏は話しています。

ともあれ、環境局の広告としては異例の視聴者数になっていまして、記事の書かれた時点で170万人を突破していますし、この翻訳中に見ると230万人になっています。

「トラウマになるから止めて」との思いもあるようですが、逆にそこまでやらないと駄目な気もする。これでスピード違反が減れば良いのですが。