フォルクスワーゲンが「携帯を使いながら運転するのは危ないですよ」と、一風変わった所でアピール
メールをしながら運転する事を、英語ではdistracted drivingと言います。勿論、やっちゃあいけません。過去にはニューヨーク・タイムズでも取りあげられ、ピュリッツァー賞が与えられたぐらいです。それだけ、どこの国でも深刻なのですね。
さて、アドウィークというサイトでは、香港でフォルクスワーゲンが仕掛けた啓発キャンペーンを紹介しています。
ご覧のように、映画館で車の運転シーンを上映中に観客のスマートフォンにメッセージを送信する。そっちに気を取られ、ついつい見てしまっている間にスクリーンでは「ガッシャーン」という音と共に、大破した画面が映し出されている。そして「モバイルを運転中に使う行為は、自動車事故の死因の上位になりつつある」(mobile-phone use is now the leading cause of death behind the wheel.)との警告メッセージが。
ちなみに、こういうのを「位置依拠型放送展開」("location-based broadcaster")と言うのだそうです。これまではジオ・フェンシング( geo-fencing)と呼ばれる、特定エリアに仮想的な「フェンス作り(フェンシング)」をして、スマートフォン・ユーザーがフェンス内に入った際に、送りたい情報を配信するシステムを指していました。
しかし、人によっては、こうしたメール受信をオプション式にしていて、運転中には見ないだろうと思っていたらしいのですが…実際には、そうでは無いと。ついつい、見てしまうのだと。そうCMでは教えてくれていますね。
確かに受けました(汗)。「スマートフォンを触りながら運転しては駄目ですよ」("Don't text and drive" )との広告を、最近沢山見るようになった。このオグリビー(訳注:世界的な広告代理店)の北京法人が制作した広告で、フォルクスワーゲンは確実に記憶して貰おうと映画館の観客に、このような方法で訴えかけたのだ。
このスポットCMを始めて見た人は、大きな衝撃を受けるだろう。
ちなみに、こういうのを「位置依拠型放送展開」("location-based broadcaster")と言うのだそうです。これまではジオ・フェンシング( geo-fencing)と呼ばれる、特定エリアに仮想的な「フェンス作り(フェンシング)」をして、スマートフォン・ユーザーがフェンス内に入った際に、送りたい情報を配信するシステムを指していました。
しかし、人によっては、こうしたメール受信をオプション式にしていて、運転中には見ないだろうと思っていたらしいのですが…実際には、そうでは無いと。ついつい、見てしまうのだと。そうCMでは教えてくれていますね。
と、少しばかり皮肉と自虐を込めて記事は締めくくっています。確かに、スレスレのCMではありますね。とは言え、このCMを取りあげたadsoftheworldvideos·のYouTube公式ページを見ると66万9108人が視聴しています。「スマートな広告だね」という意見の一方で「携帯が鳴るようにしたまま映画館に入るなんて」という声もあり、一石を投じた格好になっています。考えさせられるCMではありますが、願わくば、これにより「ながら携帯運転」が無くなりますように。広告は、こうやってメッセージを広く知らしめる手立てではある。少なくとも携帯電話を使いたいと思う我々の強迫観念を解決してくれるドイツ式のエンジニアリングを少なくともフォルクスワーゲンが使ってくれるまでは、そうだった